構造構成主義とは何か―次世代人間科学の原理
目次
1章 人間科学の「呪」
2章 人間科学の「呪」の解き方
3章 哲学的解明の基礎ツールとしての現象学的思考法―判断中止と還元
4章 中核原理の定式化―関心相関性
5章 「言葉」を相対化する思考法―ソシュール言語学と記号論的還元
6章 人間科学の科学論の確立―構造主義科学論
7章 構造概念の定式化―構造存在論を通して
8章 人間科学の方法論の整備
9章 他の思潮との差異化 構造主義、社会的構築主義、客観主義、そして構成主義
10章 構造構成主義―全体像と思想的態度
11章 構造構成主義の継承実践
著者等紹介
西条剛央[サイジョウタケオ]
1974年宮城県仙台市に生まれる。2002年次世代人間科学研究会設立・主宰。2002年〜2004年日本学術振興会特別研究員。2004年早稲田大学大学院人間科学研究科にて博士号(人間科学)取得。非常勤講師として以下を兼任。東洋大学(人間関係論)、立教大学(社会論)。東京福祉大学(社会心理学・生涯発達心理学・心理学基礎実験など)。研究生として国立精神・神経センター精神保健研究所に所属。専攻、心理学(発達心理学・社会心理学・質的心理学)、構造構成主義(構造構成的発達研究法、構造構成的質的研究法など)