ナースのための心理学 人間関係論入門
内容説明
看護・介護・世話は、ケアをする人(専門職)とケアされる人(病者・障害者・高齢者など)の相互交流を通じて行われる。この相互交流の関係が効果をあげるかどうかは、専門職の側の人間関係にかかわる知識と取り組み方の修練に左右される。支援をめぐる人間関係論は、心理科学の諸領域のなかでは比較的新しい分野である。本書は、ヒューマン・ケアにかかわる人間関係論の入門書である。看護・介護・福祉にかかわる学生、社会人の方々が専門的ケアの理論と技術を学ぶ際のテキストとして、またケアの実習や実践の評価・反省に役立つ参考書として活用できるものである。
目次
人間関係論の視点
社会的役割と人間関係
小集団のダイナミックス
人間関係と援助的コミュニケーション
人間関係のスキルトレーニング
保健医療チームの人間関係
患者と援助者の人間関係
在宅ケアと援助者の関係
生活習慣病者との支援関係
ターミナルケアと人間関係〔ほか〕