CSJカレントレビュー ペロブスカイト太陽電池の学理と技術―カーボンニュートラルを担う国産グリーンテクノロジー
目次
1 基礎概念と研究現場(Interview;History;Basic concept;Laboratory)
2 研究最前線(金属ハライドペロブスカイトの基礎;ペロブスカイト太陽電池の発電特性解析;高効率化に向けたデバイスシミュレーション ほか)
3 役に立つ情報・データ(この分野を発展させた革新論文41;覚えておきたい関連最重要用語;知っておくと便利!関連情報)
出版社内容情報
温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させてゼロにする「カーボンニュートラル」を実現するため,再生可能エネルギーの導入拡大に向けた動きが活発化している.なかでも重要な太陽光発電で次世代のエネルギー候補として期待されているのが,ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を持つ有機金属ハライドを使った「ペロブスカイト太陽電池」である.ペロブスカイト太陽電池は現在主流のシリコン系太陽電池とは異なり,材料を塗布や印刷で作ることができ,1日に製造できる量が多いので低コスト化が可能だという.また,折り曲げやゆがみに強い特徴を持つ.本書では,最新の研究開発動向を産学双方から紹介する.