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認知療法シリーズ ベックの統合失調症の認知療法
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内容説明

本書は膨大な研究をもとにした統合失調症の概観に始まり、(1)症状(妄想、幻覚、思考障害、陰性症状)について認知的概念化を含めた理解を進めること、(2)症候学的理解と臨床経験とに基づいた認知的アセスメントと治療の提案をすること、(3)生物学的研究と心理学的側面に関する研究とを統合した統合認知モデルを提示すること、の3つを柱に構成される。本書はベック認知療法の集大成である。認知行動療法のエッセンスを統合失調症の治療で生かすときの重要な知見が多く紹介され、保健や医療、福祉に携わる多くの人の役に立つであろう。



目次

統合失調症とは
生物学的な要因
妄想の認知的概念化
幻聴の認知的概念化
陰性症状の認知的概念化
形式的思考障害の認知的概念化
アセスメント
関係づくりと治療関係の促進
妄想の認知的アセスメントと治療
幻聴の認知的アセスメントと治療
陰性症状の認知的アセスメントと治療
形式的思考障害の認知的アセスメントと治療
認知漁法と薬物療法
統合失調症の統合認知モデル
付録



著者等紹介

ベック,アーロン・T.[ベック,アーロンT.] [Beck,Aaron T.]
医学博士。ペンシルベニア大学精神医学科名誉教授。フィラデルフィアのBeck Institute for Cognitive Therapy所長。1960年代前半、ペンシルベニア大学で精神科医として働いていたときに認知療法を開発。500本以上の論文と19冊の著作を発表し、世界中で講義を行ってきた。「アメリカのノーベル賞」と呼ばれるラスカー臨床医学研究賞をはじめ、科学専門機関から数々の賞を受賞している

レクター,ニール・A.[レクター,ニールA.] [Rector,Neil A.]
博士。トロントのSunnybrook Health Sciences Centre精神医学科研究責任者。トロント大学精神医学部准教授。Academy of Cognitive Therapyの設立特別研究員であり、認知療法の専門誌数誌の編集委員を務める。Canadian Institutes of Health Research and Social SciencesとHumanities Research Council of Canadaが資金提供する認知メカニズムと精神疾患の認知療法に関する研究の研究員でもある。認知療法の実践に加え、認知療法家の訓練とスーパーバイズにも携わる

ストーラー,ニール[ストーラー,ニール] [Stolar,Neal]
医学博士。フィラデルフィア地域のProject Transitionにおける精神病治療特別プロジェクトの医療責任者兼認知療法責任者。Creative Health ServicesとPenn Behavioral Healthの精神医学顧問。ペンシルベニア大学精神病理研究学科および統合失調症研究センターの研究員であり、臨床実践も行う。Academy of Cognitive Therapyの設立特別研究員。米国、中国、ブラジルで統合失調症の認知療法に関する講義を行っている

グラント,ポール[グラント,ポール] [Grant,Paul]
博士。ペンシルベニア大学精神医学部精神病理研究学科の統合失調症研究責任者兼研究員。専門分野は陽性・陰性症状の認知的精神病理学的モデルおよび統合失調症の認知療法。いくつか専門誌掲載論文と共著書がある

大野裕[オオノユタカ]
1950年愛媛県に生まれる。1978年慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部精神神経科学教室へ勤務。精神医学、精神療法学専攻。1985年‐1988年コーネル大学医学部留学。1988年ペンシルバニア大学医学部留学。1989年学位取得。2002年慶應義塾大学教授(保健管理センター)。2011年国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター長。大野裕研究所所長、認知行動療法研修開発センター理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

うつ病に有効な認知療法の統合失調症での有効性,症状の認知的概念化,認知的アセスメントと治療の提案,統合認知モデルを提示統合失調症のような複雑な障害の治療を準備するには,専門的な方略や技法の説明をはるかに越えるものが必要であることを指摘しておく必要がある。治療の成功は,この障害の現象学と原因とを深く理解することにかかっている。さらに,大工が設計図を必要とするのと同じように,治療者は手引きとなる概念的枠組みを必要とする。本書では,以下の3点の実現に努めた。第一に症状(妄想,幻覚,思考障害,陰性症状)の起源,発症,持続についての理解を進めること,第二に,症候学的理解と,この分野の研究により裏づけられた臨床経験とに基づき,治療の提案をすること,最後に,統合失調症に関する膨大な生物学的研究と,心理学的側面に関する比較的少数の研究とを統合し,統合失調症の包括的な心理生物学的モデルを提示することである。第1章で統合失調症を概観し,第2章でこの障害の複雑で興味深い神経生物学的側面を解説した後,妄想の臨床的,心理学的側面を広汎に検討する(第3章)。第4章では幻覚を扱う。幻覚体験が患者の思考や観念とどう関係しているかを指摘する。第5章では陰性症状を扱う。注意,記憶,心的柔軟性の障害が生産性の低下,快感消失,社会的引きこもりと関連する理由を考察する。形式的思考障害に関するわれわれの定式化(第6章)は,話のまとまりのなさを,欠陥のある抑制メカニズムの機能として,また思考の貧困を,リソースの節約努力として説明する。治療を扱うパートの最初の章(第7章)では,アセスメントで用いる多様な技法を包括的に考察する。第8章は,治療関係の構築における問題点を扱い,患者の沈黙,注意持続の短さ,多くの欠損,疑り深さに対処するガイドラインを提示する。第9章では,妄想のアセスメントと治療アプローチにおける具体的問題を説明し,それに対処する具体例を紹介する。同様に第10章では幻覚のアセスメントと治療を扱い,患者が幻聴に関連する苦悩を軽減できるよう,場合によっては完全に幻聴を消せるようにする各種の方略を説明する。陰性症状の治療は第11章で説明する。思考障害は,対人的な有効性や関係づくりの足かせとなることがある。第12章では,患者が自分のコミュニケーション上の困難をより適切にアセスメントできるようにするとともに,ストレスをもたらし,解体した発話につながる思考や行動を減らしていけるようにする治療アプローチを説明する。統合失調症における精神療法と薬物療法の関係について質問されることも多い。第13章は,両アプローチの併用について説明する。最終章(第14章)では,統合失調症について,素因とストレス因子と心理学的因子を統合する広汎なモデルの提示を試みる。(序文より抜粋)

第1章 統合失調症とは
第2章 生物学的な要因
第3章 妄想の認知的概念化
第4章 幻聴の認知的概念化
第5章 陰性症状の認知的概念化
第6章 形式的思考障害の認知的概念化
第7章 アセスメント
第8章 関係づくりと治療関係の促進
第9章 妄想の認知的アセスメントと治療
第10章 幻聴の認知的アセスメントと治療
第11章 陰性症状の認知的アセスメントと治療
第12章 形式的思考障害の認知的アセスメントと治療
第13章 認知療法と薬物療法
第14章 統合失調症の統合認知モデル
付録

A.T.ベック[ベック]
著・文・その他

N.A.レクター[レクター]
著・文・その他

N.ストーラー[ストーラー]
著・文・その他

P.グラント[グラント]
著・文・その他

大野 裕[オオノ ユタカ]
監修/翻訳

岩坂 彰[イワサカ アキラ]
翻訳