目次
第1部 子どもの発達に及ぼすきょうだいの影響ならびにきょうだい間虐待の基礎知識(きょうだいとは何か;きょうだいの関係性に関する研究成果;虐待的なきょうだい関係)
第2部 きょうだい間の暴力と性虐待(きょうだい間性虐待;きょうだい間暴力)
第3部 臨床実践(きょうだい間虐待の評価;子どもと家族のための最善の臨床実践;子どもと家族への介入の実際;きょうだい間虐待の成人サバイバーでの心理療法;きょうだい間虐待の予防と公共政策)
著者等紹介
カファロ,ジョン・V.[カファロ,ジョンV.] [Caffaro,John V.]
きょうだい間暴力の専門家として国際的に知られた存在であり、米国・欧州・アジア諸国の児童虐待の専門家やメンタルヘルスの専門家に対し、定期的にトレーニングを実施している。現在、カリフォルニア州の児童福祉部のサービス向上専門コンサルタントを務めており、児童虐待、きょうだい間の暴力と性虐待、PTSDの体系的な治療的アプローチに関しての査読付き論文を多数執筆している。また、ロサンゼルスにあるアライアント国際大学のカリフォルニア心理学専門大学院(CSPP: the California School of Professional Psychology)の特任教授を務めており、カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部児童精神医学レジデント・トレーニング・プログラムの臨床教授補佐を兼任している。また、米国心理学会のトラウマ部門 (ディビジョン56)および家族心理学部門 (ディビジョン43)の評議員も務めている。臨床家としても、20年以上の臨床経験を活かしたトラウマ治療を提供しており、現在、心理療法、教育、執筆、専門家育成にも精力的に取り組んでいる
溝口史剛[ミゾグチフミタケ]
1999年群馬大学医学部卒、2008年群馬大学大学院卒(医学博士)。群馬大学小児科関連病院をローテート勤務し、現在、群馬県前橋赤十字病院小児科副部長、群馬大学大学院小児科非常勤講師。2021年公認心理師登録。専門は、小児科学一般、小児内分泌学、子ども虐待医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)