内容説明
戦後日本経済を、サブシステムの形成(発生の論理)・定着(制度化・洗練の論理)・転換(変容の論理)を軸として描き出した定番テキスト。第4版では、金融危機後の大きな変化を歴史的に理解しその課題解決を考えるため、時期区分を変更し内容を改めた。
目次
現代日本経済をみる眼―日本経済の転機をどうとらえるか
第1部 戦後改革と復興(戦後改革―日本型企業システムの発生;経済復興―遅れた復興と潜在成長力)
第2部 高度成長のメカニズム(概説―国際収支の「天井」と産業のダイナミズム;産業政策の効果―市場メカニズムの間接的援助 ほか)
第3部 石油危機と安定成長への転換(概説―安定成長への転換;赤字国債―石油危機と行財政改革 ほか)
第4部 バブルの形成と崩壊(概説―バブル経済とその崩壊;債権大国日本―世界一の純債権国に ほか)
第5部 長期停滞と日本型企業システムの転換(概説―長期停滞下の経済循環;財政赤字の深刻化―日本財政が抱える構造的問題 ほか)
著者等紹介
橋本寿朗[ハシモトジュロウ]
1946年生まれ。東京大学経済学部、東京大学大学院経済学研究科博士課程を経て、法政大学経営学部教授、2002年1月死去
長谷川信[ハセガワシン]
1951年生まれ。東京大学経済学部、東京大学大学院経済学研究科博士課程を経て、青山学院大学経営学部教授。現在、青山学院大学名誉教授
宮島英昭[ミヤジマヒデアキ]
1955年生まれ。立教大学経済学部、東京大学大学院経済学研究科博士課程を経て、早稲田大学商学学術院教授、博士(商学)
齊藤直[サイトウナオ]
1974年生まれ。早稲田大学政治経済学部、早稲田大学大学院商学研究科博士課程を経て、フェリス女学院大学国際交流学部教授、博士(商学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
戦後復興から高成長、安定成長、バブルとその崩壊、長期停滞を経、近年の日本の産業構造の変化まで通して、データも新たに学ぶ。