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相続法の立法的課題
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内容説明

日本の相続法はいかなる問題を内包し、いかなる課題に向き合わねばならないか。相続法のありようを虚心に捉え、改正も視野に、あるべき姿を探り論じた研究成果。



目次

第1章 総論(日本相続法の形成と課題;信託法と相続法―同時存在の原則、遺言事項、遺留分)
第2章 相続分(配偶者相続権―相続法改正の動向と課題;婚外子相続分違憲決定に関する一考察;具体的相続分が抱える問題)
第3章 遺産をめぐる法律関係(相続不動産取引に潜むリスク―買い手からみた相続不動産;金銭債務と金銭債権の共同相続)
第4章 遺言と遺留分(包括遺贈と相続分指定―立法的課題を含む;受遺者の処分権行使の制限―負担付遺贈の一考察;遺留分制度の意義について―裁判例の分析による一考察;フランス法における遺留分)
第5章 総括(実務における可分債権の処理;偶感・現代日本における相続法学説)



著者等紹介

水野紀子[ミズノノリコ]
東北大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)