弁才天信仰と俗信 (第三版)
内容説明
インドの河神サラスヴァーティーは日本的「弁才天」として様々な神仏と習合し、庶民の願いをかなえる艶麗なる女性神として絶大な信仰を受けてきた。各地の弁才天を紹介し、その来歴や諸相、稲荷神・吉祥天・宇賀神・荼吉尼天・七福神などとの関係をわかりやすく解説した名著が復刊。
目次
第1章 弁才天の様相(弁才天とは;ヒンドゥー教の弁才天の像容 ほか)
第2章 日本三弁天・五弁天・六弁天(厳島神社と弁才天;竹生島神社と弁才天 ほか)
第3章 各地に祀られる弁才天(東京;関東 ほか)
第4章 弁才天に関係ある神々(梵天;市杵島姫命 ほか)
著者等紹介
笹間良彦[ササマヨシヒコ]
大正5年(1916)東京に生まれる。文学博士。日本甲冑武具歴史研究会会長を務め、『図解日本甲冑事典』『甲冑鑑定必携』『江戸幕府役職集成』『下級武士足軽の生活』『歓喜天(聖天)信仰と俗信』『大黒天信仰と俗信』『好色艶語辞典』『鎌倉合戦物語』『日本合戦図典』『日本軍装図鑑(上下)』(以上、雄山閣刊)など数多くの編著書がある。平成17年(2005)11月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
数多の願いを叶えてくれる弁才天。
弁財天、弁天様とも呼ばれるこの仏神が、いつ日本に入ってきたのか、なぜ人の願いを叶えるようになったのか、源流であるサラスヴァティー神までさかのぼり考察する。