子どもに「続けたい!」と言わせるピアノレッスン―音楽嫌いにさせないフランスの指導
内容説明
ピアノレッスンを通じて音楽家を育てることは、聴衆を育てることでもある。フランスで20年あまりピアニストへの指導を続ける著者による、生徒が自発的に取り組めるレッスンのヒント。
目次
第1章 生徒とともに進めるレッスン(何のために努力するのか?;問題の原因は「心」「耳」「頭」「手」にある ほか)
第2章 “意味”を考える練習法(自分の音を批評できる能力を養う;テクニックだけでは不十分 ほか)
第3章 先生として進化する(自分にしかできないレッスンを確立する;あなたが教えるのはかつての自分ではない ほか)
第4章 21世紀の音楽教育(21世紀の音楽教育を考える;音楽家を育てることは、聴衆を育てること ほか)
著者等紹介
船越清佳[フナコシサヤカ]
ピアニスト・ピアノ指導者・ライター。岡山市生まれ。京都市立堀川高校音楽科卒業後渡仏。リヨン国立高等音楽院卒。ヨーロッパ、日本を中心としたリサイタル、オーケストラとの共演のほか、室内楽、器楽声楽伴奏、CD録音(日本ではオクタヴィアレコード“エクストン”より3枚リリース)などで活躍。またライターとして『音楽の友』『レコード芸術』『ムジカノーヴァ』などの音楽誌へ定期的に寄稿し、多くの著名演奏家にインタビューも行っている。フランスではパリ郊外の市立音楽院にて後進の指導にも力を注いでおり、多くのコンクール受賞者を出している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)