内容説明
罠と罠猟のプロたちが知りたかった疑問に答えます!獲物の痕跡を見つけ確実に捕獲するためのノウハウを網羅!
目次
1 「罠猟」の疑問(罠猟を始める前の情報収集や準備しておくべきことは?;罠をかける場所はどう探す?土地の所有者はどのように探す? ほか)
2 「くくり罠」の疑問(くくり罠のバネはどう選べばいい?初心者におすすめのタイプは?;くくり罠のワイヤーロープの違いは?素材や太さはどう選べばいい? ほか)
3 「箱罠」の疑問(市販品の大型箱罠はどこで買う?相場と購入の際の注意点は?;大型箱罠の檻のサイズや構造の違いおすすめの大きさは? ほか)
4 「見回り」の疑問(見回りの際に注意するポイントは?何時頃に見回りをすればいい?;見回りを効率的に行う方法は?大雨で見回りができないときの対応は? ほか)
5 「止め刺し、引き出し」の疑問(獲物を完全に絶命させる止め刺しで注意すべきこととは?;止め刺しに使うナイフにはどのようなものを使えばいい? ほか)
著者等紹介
日和佐憲厳[ヒワサノリヨシ]
昭和47年に大分県大分市でバネ製造会社として創業し、現在はくくり罠専門メーカーとして事業を展開する『オーエスピー商会』代表取締役。自社製のバネやワイヤーなどのパーツをはじめ、くくり罠のセット商品も数多く扱っており、特にイノシシとシカの大物用くくり罠は、全国の猟師から高い支持を集めている
折茂竜[オリモリュウ]
大物罠猟がまだマイナーだった90年代から大物猟用くくり罠の開発・販売を行っていた罠猟具の老舗『オリモ製作販売』専務取締役。“弁当箱”の愛称で長く親しまれている「オリモ式大物罠OM‐30型」などの製造販売だけでなく、行政や研究機関などとも連携して鳥獣被害対策コンサルタントなど幅広い事業を手がけている
太田政信[オオタマサノブ]
佐賀県嬉野市の罠メーカー『太田製作所』の代表取締役。20歳の頃に実家の農地に出没するイノシシ用大型箱罠を自作したのをきっかけに、罠猟具のメーカーとして活動を開始。販売する罠はすべて自分で試して欠点を改良するのがモットーで、ユーザーからは「扱いやすい罠」として評価されている
溝曽路誠[ミゾロマコト]
岡山県美作市で活動する副業猟師。普段はサラリーマンをやりながら、通勤前の時間と休日を活用して罠を使った猟を実践。年間100頭のシカとイノシシを捕獲している。限られた時間でくくり罠猟の効率を最大化するための創意工夫を重ね、得られた知見や独自の実践方法を主にTwitterを通して発信している
山本暁子[ヤマモトアキコ]
東京のIT企業勤務を経て、2018年に鳥取県鳥取市の山奥に夫とともに移住。IT在宅ワーカー兼猟師として狩猟を始める。トライ&エラーを繰り返しながら、猟歴3年にして年間130頭のイノシシとシカを捕獲するまでになった。2022年12月には自身の体験をまとめた『初めてでも大丈夫 狩猟入門』(扶桑社)を出版
虎谷健[トラタニタケシ]
農産物流通会社勤務時に野生鳥獣による農業被害の大きさを知り、自ら捕獲者となる。東京電力福島第一原発事故のあと福島に入り、帰還困難区域で住民帰還のためのイノシシ捕獲爭業に従事。現在は『相双鳥獣管理』を設立し、主に箱罠によるイノシシ捕獲を行なう一方、後進の育成にも務める
小林正典[コバヤシマサノリ]
林野庁近畿中国森林管理局勤務の国家公務員として、画期的なくくり罠猟法「小林式誘引捕獲」を考案(そのノウハウは同局のHPにて公開)。国有林でのシカ捕獲業務をはじめ、各所で捕獲管理・誘引捕獲方法に関する講習会なども行っている
藤元敬介[フジモトケイスケ]
山口県周防大島で活動する箱罠猟をメインに行う専業猟師。地元の特産品であるミカンへのイノシシによる食害の増大に対処するために、地元ミカン農家との協力により被害防除コミュニティを構築。主に箱罠を使って年間400頭以上のイノシシを捕獲している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)