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叢書・現代社会のフロンティア 「抜け殻家族」が生む児童虐待―少子社会の病理と対策
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内容説明

少子化のなかで生まれた子どもが、理不尽にも実親から虐待される。小家族化の時代、家族内コミュニケーションが乏しく、子育てを放棄する「抜け殻家族」が増えてきた。地域の支援力も低下したなかで、次世代を育て上げる社会システムとは何か。本書では、札幌と全国の事例比較を通じて、「早母」「早父」などの構造的要因を解明し、解決と予防の方策を示す。「子どもの交番」をはじめ、著者独自の「子育て共同参画社会」に向けた提言を行う。



目次

第1章 児童虐待をどうとらえるか
第2章 児童虐待問題と抜け殻家族
第3章 アパシー論とアノミー論から見た家族規範の衰退
第4章 児童虐待の大都市比較
第5章 児童虐待解決の補助線
第6章 児童虐待防止策と「子育て共同参画社会」
第7章 少子社会における児童虐待



著者等紹介

金子勇[カネコイサム]
1949年福岡県生まれ。1977年九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、北海道大学名誉教授。文学博士(九州大学、1993年)。第1回日本計画行政学会賞(1989年)、第14回日本都市学会賞(1994年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

「抜け殻家族」を解明し、「子ども交番」などの対応策を提言

少子化のなかで生まれた子どもが、理不尽にも実親から虐待される。小家族化の時代、家族内コミュニケーションが乏しく、子育てを放棄する「抜け殻家族」が増えてきた。地域の支援力も低下したなかで、次世代を育て上げる社会システムとは何か。本書では、札幌と全国の事例比較を通じて、「早母」「早父」などの構造的要因を解明し、解決と予防の方策を示す。「子ども交番」をはじめ、著者独自の「子育て共同参画社会」に向けた提言を行う。