ジェネリック―それは新薬と同じなのか
内容説明
ジェネリック薬は先発薬とどのように「同じ」なのか。同等性をめぐる激しい論争、製薬会社の攻防、医療政策など、ジェネリックの歴史を初めて明らかにする。
目次
序 同じであって同じでない
1 名前には何が込められているのか?
2 ジェネリックなんてものはない?
3 同等性の科学
4 代替調剤に関する法律
5 ジェネリック消費のパラドックス
6 ジェネリック医薬品
結論 類似性の危機
著者等紹介
グリーン,ジェレミー・A.[グリーン,ジェレミーA.] [Greene,Jeremy A.]
1974‐。医師・医学史家。ジョンズ・ホプキンス大学医学史部門准教授。医師の製薬企業の歴史的研究の第一人者。著書Prescribing by Numbers:Drugs and the Definition of Disease(2006)でレイチェル・カーソン賞およびエドワード・クリーマーズ賞を受賞
野中香方子[ノナカキョウコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
ジェネリック医薬品といえば、従来の薬よりも安いが、なんとなく不安があるというイメージではないだろうか。本書はジェネリック医薬品の歴史をはじめて明らかにする。アメリカで誕生し、いかがわしい薬とみなされていたジェネリック薬は、どのように現在の地位を得たのか。偽薬論争、政府・製薬会社・消費者の攻防など、ジェネリック薬が社会に定着するまでを明らかにした唯一無二の本。