イデーン〈2‐2〉純粋現象学と現象学的哲学のための諸構想(第2巻)構成についての現象学的諸研究
内容説明
心とは、他者とは、環境世界とは、私とは。自然であると同時に精神でもある人間は、いかに世界を認識し、世界の一員となっているか。本書『イデーン』第二巻第二分冊には、感情移入論から間主観的身体、生活世界、受動性・受容性問題など、後期フッサールのテーマも出揃い、著者の思考の格闘が生々しく描かれる。
目次
第3篇 精神的世界の構成(自然主義的な世界と人格主義的な世界との対立;精神的世界の基本法則としての動機づけ;自然主義的な世界に対する精神的世界の存在論的優位)
付論
著者等紹介
フッサール,エトムント[フッサール,エトムント][Husserl,Edmund]
1859年4月8日当時のオーストリア領に生れる。1876年ライプチヒ、ベルリン、ウィーンの各大学に学び、1883年学位を得る。1884年ウィーン大学のブレンターノの門下に入り、専攻していた数学から哲学への道を歩む。1906年ゲッチンゲン大学教授となり1916年まで在職。その後1928年までフライブルク大学教授。1938年死去
立松弘孝[タテマツヒロタカ]
1931年名古屋に生まれる。1953年南山大学文学部独文学科卒業。東京大学大学院修士課程を経て、1955‐58年ボン大学で哲学専攻。南山大学名誉教授
榊原哲也[サカキバラテツヤ]
1958年静岡県に生れる。1988年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、東京大学大学院人文社会系研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
イデーン――純粋現象学と現象学的哲学のための諸構想 全3巻(5冊)
第1巻 純粋現象学への全般的序論(二分冊)
第2巻 構成についての現象学的諸研究(二分冊)
第3巻 (一冊)