内容説明
世界中で抜群の定評で広く使われている電磁気学テキストの翻訳版。本文の軽妙な語り口は勿論、脚注で引用される文献とそれに密接に関連づけられた内容が本文や演習問題にさりげなく反映されている。また、演習問題は単なる章末問題ばかりではなく、例題とともに内容の理解を促進させるかたちで本文中に埋め込まれ周到な学習過程デザインがなされていることも特徴である。
目次
第8章 保存則(電荷とエネルギー;運動量;磁気的な力は仕事をしない)
第9章 電磁波(1次元の波;真空中の電磁波;物質中の電磁波;吸収と分散;導波)
第10章 ポテンシャルと場(電磁ポテンシャルによる定式化;連続分布;点電荷)
第11章 輻射(双極子輻射;点電荷)
第12章 電磁気学と相対論(特殊相対論;相対論的力学;相対論的電気力学)
付録(曲線座標系におけるベクトル解析;ヘルムホルツの定理;単位;公式集)
著者等紹介
グリフィス,D.J.[グリフィス,D.J.] [Griffiths,David J.]
リード大学名誉教授。物理学者。教育者。『電磁気学』のほか、素粒子物理学や量子力学のテキストも英語圏の多くの大学で採用され、定番書として親しまれている
満田節生[ミツダセツオ]
東京理科大学理学部第一部物理学科教授。東北大学理学博士。専門:物性物理学(磁性、スピンフラストレーション、中性子散乱)
坂田英明[サカタヒデアキ]
東京理科大学理学部第一部物理学科教授。東京工業大学理学博士。専門:物性物理学(超伝導、トンネル分光、低温、表面)
二国徹郎[ニクニテツロウ]
東京理科大学理学部第一部物理学科教授。東京工業大学博士(理学)。専門:物性理論(量子多体系、超流動、冷却原子気体)
徳永英司[トクナガエイジ]
東京理科大学理学部第一部物理学科教授。東京大学博士(理学)。専門:光物性、非線形光学、光生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
北米を中心に使われる電磁気学テキスト。第II巻では、おもに時間変動を伴う電磁気学的現象を扱う。