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叢書インテグラーレ 平和のために戦争を考える―「剥き出しの非対称性」から
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内容説明

戦争には、武装し暴力を行使できる者とそうではない者が存在し、テロや人質殺害などの悲劇的状況においても、命の価値の極端な不均衡―「剥き出しの非対称性」が生じている。命の危機を目の前にして、なんらかの意思決定と行動を迫られる極限の状況で、「より少ない悪」を選ぶことは可能なのだろうか。本書では、戦闘用ドローンや子ども兵士など、現代に横たわる「戦争の悪」などについても取り上げる。思考と実践を繋ぐ応用倫理学の視点から、「悪」をどう考え、どう向き合うのか、平和に向けあらたな視座を提示する一冊。



目次

第1章 「戦争を考える」ということ
第2章 「平和」、「戦争」、「剥き出しの非対称性」
第3章 武力紛争の諸相
第4章 子ども兵士と「道徳的罠」
第5章 自殺攻撃の許容可能性
第6章 人質と殺害の暴力
第7章 ドローンと「倫理的」な攻撃
第8章 防衛産業と人々の保護
第9章 道徳的運と「より少ない悪」



著者等紹介

眞嶋俊造[マジマシュンゾウ]
広島大学大学院総合科学研究科准教授。専門は倫理学、応用倫理学(特に戦争倫理学、軍事倫理、研究倫理、専門職倫理)、国際関係論。シカゴ大学(MA)、慶應義塾大学(修士)、バーミンガム大学(PhD)。北海道大学准教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

平和のために戦争の在り方を考える一冊戦争や、テロ・人質殺害などの悲劇的状況で、命の価値の極端な不均衡――「剥き出しの非対称性」が生じている。命の危機を目の前にした極限の状況で「より少ない悪」を選ぶことは可能なのか。戦闘用ドローンなど現代の「戦争の悪」なども取り上げ、応用倫理学の視点から、「悪」をどう考え、どう向き合うのか、平和に向けあらたな視座を提示する。

第1章 「戦争を考える」ということ
第2章 「平和」、「戦争」、「剥き出しの非対称性」
第3章 武力紛争の諸相
第4章 子ども兵士と「道徳的罠」
第5章 自殺攻撃の許容可能性
第6章 人質と殺害の暴力
第7章 ドローンと「倫理的」な攻撃
第8章 防衛産業と人々の保護
第9章 道徳的運と「より少ない悪」

広島大学大学院総合科学研究科[ヒロシマダイガクダイガクインソウゴウカガクケンキュウカ]
編集

眞嶋 俊造[マシマシュンゾウ]
著・文・その他