パリティブックス いまさら電磁気学? (新装復刊)
内容説明
身近な現象から電磁気現象のおもしろさを再発見しましょう。力学とともに古典物理学とよばれる電磁気学の、完成された美しさを鑑賞するのもよいでしょう。でも、本書は体系的な講義ではありません。むしろ断片的に、物理科学の新しい発展の基礎となったことがら、発展しつつある分野で電磁気学が担う重要な役割を見ていきます。身近な現象や歴史的な話題をとりあげ、気ままに散策しつつ、目に見えない電磁場のイメージをとらえていきましょう。
目次
原子の中から宇宙の果てまで
力を目で見る
原子のおもちゃ
心が石になった
磁石から電流を取り出す
磁石を電流でつくる
電気は回る
電気の波と磁気の波
光子工場
こすり取られる光
磁力線も凍る
因果は巡る
著者等紹介
青野修[アオノオサム]
自治医科大学名誉教授。理学博士。1964年東京大学大学院数物系研究科物理学専門博士課程修了。同大学理学部物理学教室助手、自治医科大学教授等を経て、2002年定年退職。その間、特定非営利活動法人学術研究ネットを設立、理事長に就任。おもな研究分野はプラズマ物理、生物物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)