省察刑事訴訟法―歴史から学ぶ構造と本質
目次
序章 始まらない日本刑事司法の「戦後」
第1章 刑事訴訟法の基本原理―歴史の教訓をルール化
第2章 手続きの担い手・関与者
第3章 捜査総論
第4章 身体拘束・取調べ
第5章 捜索・差押え・検証
第6章 防御権
第7章 公訴
第8章 公判手続と簡易な手続
第9章 証拠法
第10章 裁判
第11章 上訴・再審
第12章 国際人権と刑事手続
著者等紹介
内田博文[ウチダヒロフミ]
1946年生。京都大学大学院法学研究科修士課程修了。九州大学名誉教授/国立ハンセン病資料館館長
春日勉[カスガツトム]
1969年生。九州大学大学院法学研究院博士後期課程単位取得退学。神戸学院大学法学部教授
大場史朗[オオバシロウ]
1983年生。神戸学院大学大学院法学研究科博士後期課程修了/博士(法学)。大阪経済法科大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
第二次世界大戦後、同じ過ちを繰り返さないという誓いのもと日本国憲法は制定されたが、その教訓は戦後の刑事司法に活かされているだろうか。歴史的・憲法的理念から学ぶことによって問題の本質を捉え、あるべき法解釈にむけての課題を提示する。