続・ハイデガー読本
内容説明
哲学史との対決、現代思想との対話。生涯の思索をつぶさにたどった決定版の入門書『ハイデガー読本』の続編。古代以来の哲学史と現代思想の流れのうちにハイデガーを位置づけ、その開かれた窓を通して精神史全体を眺望する。古今の思想家との緊張にみちた対決・交渉・影響関係を描き出し、日本での受容史をも一望。精鋭執筆陣50名の知を結集した必携の一冊!
目次
第1部 哲学の伝統との対話―古代ギリシアから近代ドイツまで(アナクシマンドロス、ヘラクレイトス、パルメニデス―原初の思索家たち;プラトン―豊かな暗闇;アリストテレス―『形而上学』第一巻第一〜二章が人を感激させる理由 ほか)
第2部 二十世紀の潮流のなかで―思索者たちの遭遇(ニーチェ、ヴェーバー―「学問の危機」をめぐって;ディルタイ、ヨルク―『存在と時間』成立の一大ドキュメント;ベルクソン、マルセル―希望をめぐって ほか)
第3部 ハイデガー以後と現代思想―他なる思考の競演(ブロッホ、ローゼンツヴァイク、ベンヤミン―反転する時間、革命としての歴史;アドルノ、ハーバーマス、ホネット―危機の時代の生存と哲学;リクール―「短い道」と「長い道」 ほか)
著者等紹介
秋富克哉[アキトミカツヤ]
1962年生。京都工芸繊維大学教授
安部浩[アベヒロシ]
1971年生。京都大学教授
古荘真敬[フルショウマサタカ]
1968年生。東京大学准教授
森一郎[モリイチロウ]
1962年生。東北大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)