ベスト新書 言葉の煎じ薬―言葉の診察室〈4〉
内容説明
言葉を壊死させる似非文化人をぶった斬れ!誤用を避けるための日本語力の磨き方。誤用・誤文・誤字を正す!「言葉の深層」を抉るエッセイの集大成。
目次
虹の入門書って何だ
色に迷わされた人々
ケータイは異界への窓口
僕のことはアローって呼んでくれ
テンで意味が変わることもある
「行った」「言わない」の話
逆効果の大恥広告
車が入るから車庫なんだよ
それは代名詞だよ
名前の無理読み百姓読み
「文盲」をブンモーと読む明盲
短いのも一長一短
ぞうさんには敬称がつくのね
シェーッは日本語ザンスか
「日本らしさ」でもいいんですが
八分と八九三
奇しくも偶然に
身を粉にして働く
雪とどんぐり
「虫」と「蟲」〔ほか〕
著者等紹介
呉智英[クレトモフサ]
評論家。1946年生まれ。愛知県出身。早稲田大学法学部卒業。評論の対象は、社会、文化、言葉、マンガなど。日本マンガ学会発足時から十四年間理事を務めた(そのうち会長を四期)。東京理科大学、愛知県立大学などで非常勤講師を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
日本語は乱れている。病気に喩えれば、日本語は重篤かもしれない。名の混乱は、パラダイムの混乱。
孔子にならい、呉智英も言う。「必ずや名を正さんか」と。「言葉と思想」「言葉と文化」について知の面白さを開示する。
目からウロコが落ちる知的エッセイの名著全4冊を【増補新版】同時刊行!
各紙で絶賛された呉智英「正しい日本語」シリーズ、待望の令和最新版がベスト新書で堂々発売!