内容説明
私の周りの友人たちの中に、「定年した夫が一日中家にいて、顔を突き合わせていなければならないのが、嫌で嫌でたまらない」ということを言う妻が多いのである。ある女性などは、夫が家にいるとなると娘の家に入りびたり、孫の相手をして時を過ごすのだという。夫とのふたりだけというのは、かなりのストレスだということだ。老夫婦から子供と仕事を取りあげて、ふたりだけで暮らさせてみると、時としてぎこちなくなり、場合によってはストレスでまいってしまうこともあるのだ。ふたりだけの老後をどう暮らせばうまくいくかは、本気で考えるべき大きな問題なのである。妻とふたり暮らし歴37年のベテラン、清水義範流・笑えて役に立つ50のヒント。
目次
第1章 夫婦の歴史が老後を決める(もちろん夫婦喧嘩もした;初めは、妻が養うさかさま夫婦だった ほか)
第2章 夫婦ふたりだけの毎日の生活(酒を飲む時間やコーヒータイムを持つ;一日の会話を三十分以上に増やす ほか)
第3章 ふたりだけ夫婦の意識の持ち方(夫婦であることを強いて意識する;「夫のほうが偉い」と決めつけない ほか)
第4章 家のことに積極的にかかわる(暇ができた夫も家事に参加せよ;「今日何が食べたい?」には必ず答えよう ほか)
第5章 冷えた夫婦の特効薬は海外旅行(ツアーでいいから夫婦で海外旅行をせよ;行き先はどこでもいいが、ハワイはダメ ほか)
著者等紹介
清水義範[シミズヨシノリ]
1947年、愛知県名古屋市生まれ。愛知教育大学国語科卒業。1981年に『昭和御前試合』で文壇デビュー後、1986年に発表した『蕎麦ときしめん』でパスティーシュ文学を確立し、1988年、『国語入試問題必勝法』で吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、中日文化賞受賞。名古屋を題材にした作品も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
清水義範[シミズヨシノリ]
著・文・その他