ベスト新書 ひきこもる女性たち
内容説明
ひきこもり問題を追い続けてきた著者が実感した、危機的な日本の大問題。統計から消され、「弱者」にすらなれない―深刻化する「見えない」女性の実態。今まで誰も指摘しなかった、潜在する「女性」のひきこもり。
目次
第1章 ひきこもるのは男だけじゃない(メディアで報じられる「ひきこもり」たち;偏重した報道によってもたらされるもの ほか)
第2章 彼女たちがひきこもる理由(東海地方/Aさん(30代前半)
九州地方/Bさん(40代後半) ほか)
第3章 主婦は「ひきこもり」ではない?(主婦を取り巻く環境;「ひきこもり」対象から外される主婦 ほか)
第4章 彼女たちに必要なもの(居場所の現実;当事者が感じる、男性との違い ほか)
第5章 社会とつながるために(埋もれていくトラウマ;外界から見える世界と内海の世界 ほか)
著者等紹介
池上正樹[イケガミマサキ]
1962年生まれ。通信社勤務を経て、フリーのジャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
ひきこもるのは男性だけじゃない社会に消された、ひきこもる女性達のリアル。巧妙な言葉選びによって、またこれまでの有識者たちの固定観念によって、社会的に存在が消されている助けを求められない人たちの声を可視化する。