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死ぬのは怖くありません―45年間スピリチュアルケアを実践してきたお坊さんの結論
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内容説明

なぜなら、死後の世界はあるといえるから―臨床宗教家が、日本人独特の死生観や「あの世」の研究などについて語る。



目次

第1章 死の恐怖はどこから(私の大失敗;私の前世の記憶 ほか)
第2章 死を想え―死生観とは(メメント・モリ―死を忘れるな;臨終のとき ほか)
第3章 日本の死生観(古代日本人の死生観―ケガレの発想;沖縄群島の死生観―天上の「オボツカグラ」と海上の「ニライカナイ」 ほか)
第4章 賢人たちの死生観(ソクラテスの死生観―霊魂不死の信仰;ウラジーミル・ジャンケレビッチの死生観―蝶のように飛び去る ほか)
第5章 スピリチュアルケアとは何か(人がこの世に生まれてくる目的とは;スピリチュアルケアの二つのタイプ ほか)



著者等紹介

大下大圓[オオシタダイエン]
飛騨千光寺長老。高野山傳燈大阿闍梨、沖縄大学客員教授、和歌山県立医科大学連携教授。12歳で出家し、高野山やスリランカで修行、帰国後にいのちの学びを飛騨で開始し、患者家族の傾聴活動を45年間行ってきた。臨床宗教家としてこころのケア、スピリチュアルケアの必要性を実感し専門的な人間育成に力を注ぎ、現在東北大学をはじめとする8つの大学で養成プログラムが展開されている。京都大学で瞑想の臨床応用を研究し、飛騨千光寺を始め全国で「臨床瞑想法」の普及に邁進している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

「私は小さいときに、死ぬのが怖くて、とっても悩んだ経験があります。
じっとしていても、死が頭から離れず、ぐるぐると頭の中を巡っていました。(中略)そして僧侶になるために飛?千光寺の門をくぐり、高野山で修行しました。
今は、まったく死ぬことは怖くはありません。死を意識した二度の体験や、その後の学習を通じて、「死」とは何かがわかったからです。また死を目前にしたがん末期の人たちとの対話も、大きな力になりました」(「プロローグ」より)
死後の世界があると信じられるようになった高僧が、その理由と、日本人独特の死生観や「あの世」の研究などについて易しく語ります。
●私の大失敗
●腫瘍の手術で味わった不思議な経験
●現代の若者の死生観
●古代日本人の死生観――ケガレの発想
●成仏するための道しるべ
●金子みすゞの死生観
●死後の世界は論証済み
●スピリチュアルケアでの対話の内容
●祈りの力 etc.
玉置妙憂さん(僧侶・看護師)推薦!「『この世』からの旅立ちに必要なのは、方法ではなく智慧。この本にたっぷり詰まっています」