図説 イスラーム庭園
内容説明
楽園という解釈以前に「自然」と「技巧」、「暗喩」と「現実」が共存し紡がれてきた庭園群。7〜20世紀まで、世界81庭園を豊富な図面、写真とともに検証。
目次
第1部(イスラームの風景―場所と記憶;砂漠に花を咲かせる―荒涼たる大地を変身させる;園芸術―農耕や造園に関する書物;大地を整備する―十字型庭園とチャハール・バーグ ほか)
第2部(スペイン;イタリア・シチリア;モロッコ;アルジェリア ほか)
著者等紹介
ラッグルズ,フェアチャイルド[ラッグルズ,フェアチャイルド][Ruggles,Dede Fairchild]
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校ランドスケープ学科教授
桝屋友子[マスヤトモコ]
東京大学東洋文化研究所教授。東京大学大学院修士課程修了。ニューヨーク大学大学院にて博士号取得
木村高子[キムラタカコ]
英語・仏語翻訳家。フランス・ストラスブール大学歴史学部卒、早稲田大学大学院考古学研究科修士課程修了。現在スロヴェニア在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
イスラーム庭園の解釈は、四分割されたチャハル・バーグと、
楽園の象徴が第一と考えられてきた。
しかし旧来の解釈に疑問を投げかけ、
81のイスラーム庭園をつぶさに検証し、
その意匠を豊富な写真と図面で解き明かしていく。
J・B・ジャクソン・ブック賞受賞。