内容説明
首都・東京の都心部とその近郊から県庁所在地、全国各地に分布するさまざまな顔をもつ中小都市に至るまで、人間の長らく居住してきた土地を、詳しい地形図で時代を追って「定点観測」。さまざまな街の歴史から「日本のかたち」を浮かび上がらせる。谷津、鹿手袋、長町、戸越、砂町、立川、堺、博多、芦屋など全28景。
目次
急速な欧化政策―銀座・有楽町
水車と電線会社―西新宿・代々木
塩田からタワーマンションへ―船橋
日本一の町―荏原町
日本初の水力発電所と電車―京都・蹴上
塩田と養魚場は京浜工業地帯へ―川崎
幕末以来の海軍の街―横須賀
水田とグラウンドから大厦高楼の街へ―武蔵小杉
砲兵工廠の最寄り駅から大阪北東のターミナルへ―大阪・京橋
村山貯水池を目指した三本の鉄道―多摩湖畔〔ほか〕
著者等紹介
今尾恵介[イマオケイスケ]
1959年横浜市生まれ。音楽出版社勤務を経て、1991年にフリーランサーとして独立。旅行ガイドブック等へのイラストマップ作成、地図・旅行関係の雑誌への連載をスタート。以後、地図・地名・鉄道関係の単行本の執筆を精力的に手がける。現在、(財)日本地図センター客員研究員、(財)地図情報センター評議員、日本国際地図学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
戦争、敗戦、高度経済成長、ニュータウンなど、近代化を急速に進めた日本の歩みを、各時代の地図をもとに定点観測する。
【著者紹介】
1959年横浜市生まれ。地図・地名・鉄道関係の単行本の執筆を精力的に手がける。著書は『地図で読む戦争の時代』、『世界の地図を旅しよう』、『日本地図のたのしみ』、『日本の地名遺産』、『地図の遊び方』、『路面電車』、『地形図でたどる鉄道史(東日本編・西日本編)』など多数。現在、(財)日本地図センター客員研究員、(財)地図情報センター評議員、日本国際地図学会評議員。