執事とメイドの裏表―イギリス文化における使用人のイメージ
内容説明
執事は二つの顔を持っている?メイドは玉の輿に乗れるのか?英国社会は歴史的に、使用人にどのようなイメージを持ってきたか、そしてその実像は?日本やアメリカで流布しているイメージとのギャップから英国文化を考える。
目次
第1章 執事―旧約聖書からハリウッド映画まで
第2章 ハウスキーパー―愛しすぎた女性たち
第3章 料理人―「きまぐれ」が歓迎されるポスト
第4章 メイド―玉の輿はありかなしか
第5章 従僕と下男―孔雀の出世
第6章 乳母―影の実力者
著者等紹介
新井潤美[アライメグミ]
1990年東京大学大学院博士課程満期退学(比較文学比較文化専攻)。中央大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
文学や映画でおなじみ、イギリスの執事やメイドなどの使用人。これらの職種に対する社会的イメージと実情を、19世紀〜現代を中心に、文学や諷刺、各種記録から考察する。