内容説明
山に勝手に生えてくる“お宝植物”を採取。肥料も農薬も必要ない。四季の天然枝物が人気の花材に。
目次
プロローグ ナタ一本で稼ぐ里山林業の魅力
第1章 里山林業の一年―枝物出荷カレンダー(春(3〜5月)の里山林業
夏(6〜8月)の里山林業
秋(9〜11月)の里山林業
冬(12〜2月)の里山林業)
第2章 こんな枝や植物が売れる(長い期間出荷できる樹種;商品になる季節が限られる樹種;商品になる草木;つるや枯れ物をおカネに換える)
第3章 里山林業の実際(山に入る前に;道具と使い方;ナタで枝を切る;山から搬出する;水揚げする;枝を分解する;結束する;ラッピングする;出荷する)
第4章 いろいろあるぞ 天然枝物の売り方(花き市場で売る;インターネット花市場で売る;農産物直売所で売る;ネット産直で売る;地元の生け花教室に売る)
第5章 枝物採取のための山づくり(里山林業の適地;抜き伐りで高齢里山林を改良;樹木管理の基木技術;里山林業グループに使える交付金)
著者等紹介
津布久隆[ツブクタカシ]
1960年栃木県佐野市生まれ。宇都宮大学農学部林学科卒業後、1984年栃木県庁に入庁。環境森林部林業木材産業課長、参事兼県北環境森林事務所長等を経て、2021年に定年退職。現在、再任用で県北環境森林事務所林業経営課副主幹(森林林業技術専門員)。知り合いから借りた約10haの里山林で「里山林業」を実践中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
明るい里山林を取り戻すには、継続した除伐や下草刈り、つる切りなどの手入れが欠かせません。それは以前なら特別な労働ではなく、生活に必要な資源の採取の繰り返しが、里山の管理につながっていましたが、現代社会にそれを望むのは無理というもの。でも、刈り取った草木が収入になれば「手入れという苦労」が「収穫という喜び」になる。
えっ、そんなもの誰も買わないだろうって。普通はそう思いますよね。でも、売れました! 多い月は3万円ていどの小遣い稼ぎになっています。ぜひ、ページをめくってください。あなたをナタ1本で稼げる「里山林業」の世界に誘ってご覧にいれます。
里山林業とは、山に勝手に生えるお宝植物(天然枝物)で稼ぐ新しい林業の形。ナタ1本で誰でもでき、肥料も農薬もいらない。自分のペースで作業できる。本書は、売れる天然枝物&植物リストから採取・出荷の実際、多様な販路まで、まるごとわかる「里山林業」入門書です。
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目次
主な植物&用語索引
プロローグ ナタ一本で稼ぐ 里山林業の魅力
第1章 里山林業の1年――枝物出荷カレンダー
第2章 こんな枝や植物が売れる
第3章 里山林業の実際
第4章 いろいろあるぞ 天然枝物の売り方
第5章 枝物採取のための山づくり