がんと命の道しるべ―余命宣告の向こう側
内容説明
がんを抱えて生きるあなたへ。数多くの患者・家族に寄り添い続けてきた医師がみた、真実と希望。
目次
第1章 治療としての終末期鎮静―その現実(「いっそ死なせてくれないか」―患者の苦悩を彼らのものに;みずから鎮静を望む ほか)
第2章 ホスピスとケア(特別な一日、そして別れ;抗がん剤をやめればQOLは上がるのか ほか)
第3章 在宅医療の現場から(死の恐怖(スピリチュアルペイン)とどう向き合うか、どう支えるか
「ひきこもり」の患者にいかに医療を届けるか―がん放置療法の功罪 ほか)
第4章 緩和ケア医を生きる(なぜ緩和ケアの医師になったのか―Care for the carers;二四時間対応を続けるということ ほか)
著者等紹介
新城拓也[シンジョウタクヤ]
1971年生まれ。1996年名古屋市立大学医学部を卒業。脳外科、内科を経て、社会保険神戸中央病院緩和ケア病棟でホスピス医として10年間勤務。2012年に、がん患者の外来・訪問診療を実践する「しんじょう医院」を開業。以来、在宅医療の世界に身を投じ、日々奮闘している。日本緩和医療学会専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「最期は苦しみますか?」「なぜ私ががんに?」患者の切実な問いに向き合い続ける医師が語る終末期医療の現実、そして希望の物語。