内容説明
思春期外来に「たまり場」をつくった若き日の青木省三とその仲間たち。青年…出会い…居場所。
目次
第1章 たまり場
第2章 治療としての旅
第3章 引き継ぐということ
第4章 ベテランという「落とし穴」
第5章 支える人たちの疲労
第6章 生かされて生きる
第7章 柔らかな枠
第8章 おわりに
著者等紹介
青木省三[アオキショウゾウ]
1952年広島市生まれ。1977年岡山大学医学部卒業。1993年岡山大学神経精神医学教室助教授。1997年川崎医科大学精神科学教室教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
1996年刊の長らく入手困難であった青木省三の処女作を復刊。復刊にあたり青木の書評等を「人と作品」として巻末に掲載。
第一章 たまり場
一 喫茶店で
二 たまり場をつくった
三 たまり場で起こったこと
四 子どもの発達とたまり場
五 居場所とは
六 私にとってのたまり場
第二章 治療としての旅
一 断酒会巡り
二 ドクター・ショッピング
三 ひとり旅
四 パソコン通信
五 サバイバル・キャンプ
六 こころの中での旅
七 巡礼
八 出会いと別れ
第三章 引き継ぐということ
一 入院の理由
二 怒りの理由
三 緊張の理由
四 いかに引き継ぐか
五 ミルトン・エリクソンの心理療法
六 ものごとのプラスに光を当てる
第四章 ベテランという「落とし穴」
一 私の経験
二 自分の身の丈
三 山の上の火
四 ルーキーの力
五 「理想」「完全」という落とし穴
六 眼差しがつくるもの
七 すりきれないために
第五章 支える人たちの疲労
一 ある教師の悩み
二 登校刺激
三 専門家の役割
四 よもやま話
五 風邪はどのようにして治るのか
六 こころの風邪
七 見守る
第六章 生かされて生きる
一 言葉にすること――言語化
二 内観療法
三 森田療法
四 祈?、お払い
五 気持ちがわかる
六 生かされる自分と生きる自分
七 再び、言語化について
第七章 柔らかな枠
一 ベスレム王立病院青年期ユニット
二 ヒルエンド青年期ユニット
三 硬い枠
四 イギリスの地域での実践
五 NAYPCASの役割について
六 知る・決める
七 柔らかな枠
第八章 おわりに
一 イギリス再訪
二 悩む
参考文献
あとがき
青木省三・人と作品(編集部)
青木省三[アオキ ショウゾウ]
川崎医科大学精神科学教室主任教授