高密度プラズマの物理―金属水素から中性子星・ブラックホールへ
内容説明
太陽・木星・白色矮星などにみられる金属水素の物理、さらには中性子星やブラックホールの周辺プラズマの物理過程を明らかにする。プラズマ物理学の泰斗による原著を初邦訳。
目次
序論
基礎事項
電磁波の散乱
プラズマに入射された荷電粒子やX線
古典OCPと量子電子液体の熱力学
水素の相図
輸送過程
星と惑星の磁場
金属水素の核融合
核物質の相図
中性子星やブラックホール周辺のプラズマ現象
重力波天文学のあけぼの
著者等紹介
一丸節夫[イチマルセツオ]
1935年大阪に生まれる。1958年東京大学工学部卒業(電気工学科)。1962年米国イリノイ大学博士課程修了(Ph.D.)。1964年東京大学工学部助教授(原子力工学科)。1968年米国イリノイ大学准教授(物理学科)。1969年米国プリンストン高等研究所研究員。1984年東京大学理学部教授(物理学科)。1989年米国カリフォルニア大学サンディエゴ校客員教授(物理・天文学科)。1995年フンボルト賞(ドイツ フンボルト財団)。1996年ドイツマックスプランク量子光学研究所客員教授。現在、東京大学名誉教授(理学部)
古田治[フルタオサム]
東京大学理学部および同大学院修了(地球物理学)。国際電信電話(株)を経て、科学技術分野の翻訳活動に携わる。電波伝播分野で工博(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
太陽や中性子星、ブラックホールにおける高密度状態のプラズマ現象を扱う。プラズマ物理学の泰斗による原著を初邦訳。