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整形外科専門研修マニュアル
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内容説明

新専門医制度のためのカリキュラムに準拠。専攻医、指導医必携!



目次

第1部 総論(医師の法的義務と職業倫理;運動器の基礎知識;診断基本手技;治療基本手技;小児 ほか)
第2部 運動器疾患各論(軟部組織・骨・関節の感染症;慢性関節疾患;四肢循環障害;骨系統疾患;先天異常症候群 ほか)



出版社内容情報

「整形外科専攻医研修マニュアル」の「整形外科専門研修カリキュラム」の構成に完全準拠した専攻医向けのポケットマニュアル.2018年春より施行される新専門医制度のために日本整形外科学会が策定した「整形外科専攻医研修マニュアル」の「整形外科専門研修カリキュラム」の構成に完全準拠した専攻医向けのポケットマニュアル.慶應義塾大学整形外科教室および関連病院の医師による執筆で,記載の水準等も統一されている.評価の際に具体的な到達水準の参照が容易であり,専攻医にも指導医にもきわめて効率のよい参考書となっている.

【内容目次】
第1部 総論
 I.医師の法的義務と職業倫理
  1 法律について
   1)医師法
   2)医療法
   3)個人情報保護法
   4)医療行為に関するその他の法律(健康保険法・薬機法など)
  2 医療倫理と医療安全
   1)医療倫理(Declaration of Helsinki:DOH)・医の倫理綱領など
   2)医療安全
 II.運動器の基礎知識
  1 骨代謝の概略
   1)概要
   2)骨の生理的な代謝・リモデリング・カップリング
   3)骨代謝の恒常性破綻
  2 骨折治癒過程
  3 軟骨代謝の概略と軟骨修復
   1)概要
   2)軟骨修復
  4 神経の変性と再生
  5 関節症と関節炎(その病態の違い)
  6 運動器のバイオメカニクスの概略
 III.診断基本手技
  1 病歴聴取?信頼関係の構築?
  2 身体計測
   1)主な関節可動域(range of motion:ROM)測定
   2)四肢長
   3)四肢周囲径
  3 関節の身体所見
   1)視診
   2)触診
   3)関節運動性の診察
   4)聴診
   5)各関節の評価スコア
  4 脊椎の身体所見
   1)身体所見
   2)姿勢
   3)歩容異常
   4)誘発テスト
  5 神経学的所見
   1)徒手筋力テスト(manual muscle testing:MMT)
   2)感覚
   3)反射
  6 X線検査
   1)各部位の撮像法
   2)病的X線所見
  7 CT検査(適応と読影)
  8 MRI検査(適応と読影)
  9 骨シンチグラフィーとPET
  10 電気生理学的検査(筋電図)
   1)神経伝導検査
   2)針筋電図
  11 骨量測定(概要)
   1)dual-energy X-ray absorptiometry(DEXA)
   2)その他の骨量評価
  12 超音波検査
  13 関節造影,脊髄造影
   1)関節造影
   2)脊髄造影
  14 組織生検の適応と手技
   1)組織生検の適応
   2)組織生検の実際の注意点
   3)組織生検後の注意点
 IV.治療基本手技
  1 基本的創傷処置
   1)ブラッシング
   2)デブリドマン
   3)創管理
  2 骨折と脱臼の整復
  3 固定法(副子,ギプスなど)と牽引療法
   1)固定法
   2)牽引療法
  4 清潔操作(関節穿刺・直達牽引)
   1)関節穿刺・薬剤注入
   2)直達牽引
  5 麻酔法(局所麻酔,伝達麻酔,腰椎麻酔,硬膜外麻酔)
   1)局所麻酔
   2)伝達麻酔
   3)腰椎麻酔
   4)硬膜外麻酔
  6 神経ブロック,硬膜外ブロック
   1)トリガーポイント注射
   2)上腕骨外側上顆のブロック
   3)腱鞘炎へのブロック
   4)硬膜外ブロック
   5)椎間関節ブロック
   6)選択的神経根ブロック
  7 薬物治療と医薬品副作用被害救済制度
   1)薬物治療
   2)医薬品副作用被害救済制度
  8 麻薬管理に関する法律
   1)免許申請と届け出
   2)保管
   3)施用
   4)記録
  9 術後合併症とその予防的管理
   1)術後感染
   2)疼痛管理
   3)深部静脈血栓症
   4)神経損傷
   5)出血
   6)血腫
   7)全身麻酔に伴う合併症
   8)せん妄
   9)その他
  10 患者・家族への治療に関するインフォームドコンセント
 V.小児
  1 小児のX線像(各部位における発育)
   1)股関節
   2)膝関節
   3)肘関節
   4)その他
  2 小児運動器疾患に対する装具療法
   1)装具療法の考え方
   2)小児整形外科疾患の代表的な装具療法
   3)装具療法のポイント
  3 骨成長障害に対する外科治療
   1)概要
   2)骨成長障害とその原因
   3)保存治療
   4)外科治療
  4 被虐待児症候群
   1)概念
   2)整形外科医の役割
   3)必要な検査と診断のポイント
   4)治療
  5 乳幼児の運動発達遅延
   1)概念
 VI.スポーツ
  1 スポーツ医学の概念
  2 運動負荷試験と運動処方
   1)概要
   2)運動負荷試験
   3)運動処方
  3 スポーツ障害の種目特性
   1)上肢
   2)下肢
   3)頚部
   4)腰部
  4 発育期のスポーツ障害
   1)発育期の運動器の特徴
   2)発育期スポーツ障害の診断・治療
   3)代表的な発育期スポーツ障害
  5 中高年者のスポーツ障害
   1)中高年者の健康スポーツの重要性と意義
   2)中高年者の運動器の特徴
   3)中高年者のスポーツの留意点
  6 女性の身体的特徴と関連したスポーツ障害
   1)女性の身体的特徴
   2)女性とスポーツ
   3)女性のスポーツ障害
  7 アスレティックリハビリテーション
   1)アスレティックリハビリテーションの目的
   2)アスレティックリハビリテーションの準備および実施
   3)アスレティックリハビリテーションで行われる手法
  8 アンチ・ドーピング
   1)歴史
   2)ドーピング検査の種類
   3)ドーピング禁止薬物
   4)治療目的使用の除外措置(TUE)
   5)市販薬に含まれる禁止薬物
  9 スポーツ現場での救急医療
   1)救急処置上の注意事項
   2)整形外科関連の緊急処置
  10 テーピング処置・ブレースの処方
   1)テーピングの目的
   2)テーピングの効果
   3)ブレースの有効性
  11 障害者スポーツ
   1)パラリンピックの歴史
   2)障害者スポーツの特徴
 VII.リハビリテーション
  1 「リハビリテーション」の概念
  2 ICFの概念を用いた医学的リハビリテーションのプログラム
  3 リハビリテーション専門職(PT,OT,ST,MSWなど)の職務,専門性,役割
   1)PT
   2)OT
   3)ST
   4)MSW
  4 高齢者・障害者に対する社会福祉制度
   1)高齢者に対する社会福祉制度
   2)障害者に対する社会福祉制度
  5 運動器不安定症(MADS)
   1)概念
   2)診断基準
   3)予防と治療
  6 機能評価尺度(Barthel Index,FIM,ロコモ25,JKOM,RDQなど)を用いた運動機能評価
   1)Barthel Index(バーセル指数)
   2)Functional Independence Measure(FIM:機能的自立度評価法)
   3)ロコモ
   4)日本語版変形性膝関節症機能評価尺度(Japanese Knee Osteoarthritis Measure:JKOM)
   5)Roland-Morris Disability Questionnaire(RDQ)
  7 ロコモティブシンドローム
   1)概略
   2)ロコモの指標
   3)ロコモ度テスト
  8 運動器疾患に対する運動療法・作業療法・義肢装具療法・物理療法
   1)運動療法
   2)作業療法
   3)義肢装具療法
   4)物理療法
 VIII.地域医療
  1 病診連携・病病連携
   1)概要
  2 地域医療を支える職種
   1)ソーシャルワーカー
   2)ケアマネージャー
  3 医療保険制度,公費負担制度,介護保険制度
   1)医療保険の仕組み
   2)医療保険の種類
   3)公費負担制度
   4)高額療養費制度
   5)介護保険制度
 IX.外傷(救急医療)
  1 救急医療に関する法律
   1)医師法19条 医師の応召義務
   2)医師法21条 異常死の届出義務
  2 救命処置
   1)第一印象
   2)primary survey
   3)secondary survey
  3 多発外傷における重要臓器損傷とその症状
   1)頭部外傷
   2)胸部外傷
   3)腹部外傷
  4 外傷の重症度評価
  5 トリアージ
  6 骨折と脱臼
   1)肩関節部
   2)上腕骨骨幹部
   3)肘関節部
   4)前腕骨
   5)手関節・手部
   6)胸郭
   7)脊椎
   8)骨盤
   9)股関節部
   10)大腿骨骨幹部
   11)膝関節部
   12)下腿骨
   13)足関節・足部
  7 開放骨折
  8 軟部組織損傷
   1)創処置
   2)筋・腱断裂,靱帯損傷
   3)血管損傷
   4)末梢神経・腕神経叢損傷
   5)頚椎捻挫
   6)脊髄損傷
 X.医療記録
  1 診療記録
  2 記載方法の基本
  3 運動器疾患