その精神症状どうします?―はじめの処方・次の処方こう考える・こう評価する
内容説明
不眠、せん妄、易怒性…よく出会う精神症状への対応の考え方、向精神薬の使い方を解説。処方後の薬効評価、さらに初回の処方で改善しなかった場合の考え方や、処方の変更のしかた、さらには多職種での共有ポイントもわかる。主な精神症状に対する効き方・処方がわかる『向精神薬一覧』も掲載。
目次
症状からわかる 向精神薬の選び方と使い方(精神科薬物療法を検討する際にまず考えること;向精神薬の選び方の考え方とポイント)
症状からみる 考え方 選び方 使い方(不眠;幻視;妄想;不穏 ほか)
こんな使い方もある!向精神薬(抗うつ薬:術後の慢性疼痛による不眠;抗不安薬、抗痙攣薬:吃逆;抗不安薬:抗がん剤による予測性悪心・嘔吐;抗精神病薬:抗がん剤による遅発性悪心・嘔吐 ほか)
主な向精神薬一覧
著者等紹介
谷向仁[タニムカイヒトシ]
京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻先端作業療法学講座脳機能リハビリテーション学分野。京都大学医学部附属病院緩和医療科。博士(医学)。専門分野:精神医学(サプスペシャルティとして、コンサルテーション‐リエゾン、サイコオンコロジー、老年精神医学領域)、産業保健など。研究テーマ:身体疾患患者に認められる心理・精神医学的問題、認知機能障害、睡眠障害、認知症などに関する研究やメンタルヘルスに関する研究
岡本禎晃[オカモトヨシアキ]
市立芦屋病院薬剤科・サポーティブケアチーム。大阪大学招聘教授。博士(薬学)。専門分野:緩和ケア、臨床薬理、音楽療法など。研究テーマ:緩和ケアに関係する薬剤の効果、副作用、適応外使用など薬の適正使用に関する研究、VR(Virtual Reality)の緩和ケアへの応用(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)