情動と記憶―しくみとはたらき
内容説明
一人の神経科学者が一生をかけて追究してきた、情動と記憶をめぐる研究から、人間の「こころ」の崇高さと残忍さ。その両方を生み出すメカニズムが、今ここに、脳科学の言葉で解き明かされる。
目次
第1章 情動・記憶・理性に関する概説―情動系は動物やヒトの生存(個と種の維持)に不可欠な「こころ」の中核である
第2章 情動を生み出す神経構造(ハードウェア)
第3章 脳における情報表現
第4章 情動の神経心理学・行動科学
第5章 情動の神経行動科学
第6章 情動の人文社会科学
著者等紹介
小野武年[オノタケトシ]
1938年英領マレー半島ケランタン州コタバル市に生まれる。1964年鹿児島大学医学部卒業。1969年金沢大学大学院医学研究科修了。1969年金沢大学医学部生理学助手。1973年金沢大学医学部生理学助教授。1977年富山医科薬科大学医学部生理学教授。1977年富山医科薬科大学医学部長(併任)。2004年富山医科薬科大学長。現在、富山大学大学院医学薬学研究部・特任教授。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)