内容説明
事業開発及び事業計画関連書籍をマッピングすると、下図のようになります。事業計画を「事業計画書」としてまとめるのが目的か、それともその先の事業成長を目指すのか。下図の縦軸は目的を示します。そしてその要素は定性と定量のどちらに比重があるのかを横軸としています。このように整理すると、本書は事業開発・成長を目的とし、定量に寄ります。地味に飛び出している箇所は、事業に関する戦略や構想(定性)がどのように売上高やコストに反映されるか(定量)接続を試みているからです。この、定性と定量の橋渡しこそ、本書の重要な役割です。プロダクトやビジネスモデルについて、どう定量的に「事業における考え方」を表現するかを中心に解説します。
目次
第1章 事業計画に向き合う
第2章 事業計画にとりかかる前に
第3章 事業計画全体を設計する
第4章 トップラインを考える
第5章 コストは方程式
第6章 資金について考える
第7章 “発展”BS・CFの設計
第8章 事業計画を使い倒すPDCA
第9章 事業計画で描く経営の未来
著者等紹介
木村義弘[キムラヨシヒロ]
2006年、株式会社インスパイア入社。投資部門にてスタートアップへの投資実行、投資後のバリューアップに従事。スタートアップの海外事業立ち上げを経て、2011年デロイトトーマツコンサルティングに入社。デロイトとして、ミャンマー事務所創設に従事し、現地では日系企業・現地政府の産業政策立案支援に携わった。2015年メディア系企業の経営企画部メンバーとして国内外のM&Aを主導し、国内及びシンガポール子会社CFOとしてPMI・管理体制構築を推進した。2018年株式会社プロフィナンスを創業。グロービス経営大学院特任准教授としてファイナンス科目の講義も担当する他、スタートアップアクセラレーションプログラムのメンターとしても活動。東京大学大学院工学系研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
素晴らしいビジネスモデルも、数字に落とし込めなければただの絵空事。いかに数字に落とし込むか。事業における考え方を定量的に表現するメソッドを解説。スタートアップ必読。