日本の社会保障システムの持続可能性―データに基づく現状分析と政策提案
内容説明
医療と介護、家族と労働力、子育て世帯の強靱化を通じて社会保障システムのレジリエンス(ショックに耐えて回復できる力)を高める!
目次
日本の社会保障は持続可能か?
補論 データ分析の手法の紹介
第1部 医療と介護の強靭化(医師の偏在の実態から働き方改革を考える;高齢化と介護労働者の賃金;高齢化が産業構造と経済に与える影響:シミュレーション分析)
第2部 家族と労働力の強靭化(日本で育児が祖母の就業とメンタルヘルスに及ぼす影響;保育料が保育需要と親の就業に与える影響;保育士を確保するための政策の効果)
第3部 子育て世帯の強靭化(出生率内生化モデルと社会保障;出産・育児のリスクと支援ネットワーク)
日本の社会保障システムの強靭化
著者等紹介
山重慎二[ヤマシゲシンジ]
一橋大学国際・公共政策大学院教授。1962年、鹿児島県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、ジョンズ・ホプキンス大学に留学し、博士号を取得。トロント大学経済学部助教授を経て、1996年に一橋大学に着任。専門は、財政学、公共経済学。著書:『家族と社会の経済分析〜日本社会の変容と政策的対応〜』東京大学出版会(2013年、第56回日経・経済図書文化賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
少子高齢化と人口減少が急速に進む日本において、現在の社会保障の仕組みは持続可能なのか。データに基づいて現状を分析し、政策提案を行う。データ分析手法の基本も解説。