財務諸表の裏の読み方
内容説明
その多くが未上場である中小企業の実務の世界では、しばしば財務資料が本来あるべき姿から意図的に改鼠されたり、隠蔽されたりすることがある。本書は、そうした状況を踏まえ、効果的な分析を行うためのプロの視点を筆者の豊富な経験をもとに、簡潔に解説。
目次
第1部 財務諸表分析準備編―これだけは知っておいてほしい予備知識(会社を読むための情報;経営状態を読む;財務諸表の仕組み;財務諸表分析に必要な資料;簡単な財務諸表分析)
第2部 財務諸表分析基本編―できる分析の必須アイテム(損益分岐点分析と安全性マージン;主要分析項目;その他の分析項目;財務諸表と税額;キャッシュ・フロー分析)
第3部 財務諸表分析裏読み編―斜に構えた分析ツール(不正会計の手口とその兆候把握;倒産企業事例と財務諸表の特徴;財務諸表分析をやってみよう)
著者等紹介
飯田信夫[イイダノブオ]
公認会計士、税理士。中央大学商学部卒、早稲田大学大学院商学研究科博士(前期)課程修了。国際会計事務所等で上場会社を含む法定監査実務等を経験。監査法人経営の後、現在は個人事務所を経営。日本公認会計士協会研修委員会委員長、学術審査会委員長等歴任。日本公認会計士協会実務補習所修了考査委員(経営)歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)