内容説明
頭の中の混とんとした情報、キャパオーバーな業務。「客観(事実)/主観(意見や気持ち)/あとで」の3つに分けて書き出すことで、仕事は整理される。聞いたまま、思いついたままに書きまくる“受け身メモ”を卒業し、必要な情報を能動的・主体的に取りに行く“攻めのメモ”=「3スプリットメモ」を活用しよう。
目次
1章 仕事は手書きのメモでうまくいく(私にとって「メモ」は仕事の一部;仕事がスムーズに進まない原因は? ほか)
2章 3スプリットメモの基本ルール(3分割の基本ルール;「客観」と「主観」の書き方 ほか)
3章 自分の課題・問題を3スプリットメモで整理する 初級編(仕事を円滑に進めるための3つの「ない」;指示を受ける―「指示内容/質問内容/調べること・ダンドリ」に分ける ほか)
4章 自分の課題・問題を3スプリットメモで整理する 上級編(仕事を円滑に進めるための3つの改善;タイムマネジメント―「やること/準備/あとで」に分ける ほか)
著者等紹介
大西恵子[オオニシケイコ]
Office Flow代表、問題解決のプロフェッショナル、機能改善士。京都産業大学を卒業後、松下物流(株)に入社。営業所で8年間、窓口業務を務める。「荷物が届かない」「間違っている」「壊れている」等のクレームを28,000件以上担当し、業務改善手法と問題解決力を身につける。社内研修講師として新入社員研修、営業所のOJT、後輩指導を兼務した後、1992年、研修講師として独立。新入社員から管理職までを対象に、接客マナーの向上、円滑なコミュニケーションと人間関係の構築、クレームの再発防止をテーマとした研修を担当。講師歴は30年。モニタリング調査(=覆面調査)、店舗やオフィスに出向いての接客応対や仕事の進め方の直接指導にも携わり、調査・指導を担当した企業・自治体・店舗は約3,000ヶ所にのぼる。17年前から地元銀行の「店舗調査と改善指導」に携わり、他行の比較調査を含め延べ1,500店舗を訪問し、改善指導を行なう。接客が必要なサービス業、慢性的なクレーム・人手不足に悩む企業から「頻繁に起きていたスタッフ同士のトラブルが減った!」「半年間でクレームがゼロになった!」など喜びの声が多数届く。「健全な流れを創り出せ」という理念を掲げ、現場の人にとことん寄り添い、「いつでも」「どこでも」「誰でも」できる仕組み作りを通し、組織に健全な血液が流れるよう、日夜奔走している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
・頭の中の混とんとした情報
・キャパオーバーな業務
――「客観(事実)/主観(意見や気持ち)/あとで」の3つに分けて書き出す
ことで、仕事は整理される。
聞いたまま、思いついたままに書きまくる“受け身メモ”を卒業し
必要な情報を能動的・主体的に取りに行く “攻めのメモ”=「3スプリットメモ」を活用しよう!
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小学校のときの自由勉強、大学時代の就活日記、就職後に作成した業務マニュアル、
そして11年前から活用し続けている「ほぼ日手帳」。
アナログからデジタルの時代に変わっても、私のそばにはいつもペンとメモ、ノートがあります。
膨大な情報を記憶することはできませんから、「記憶力」より「記録力」と捉え、
ずっと手書きのメモを大切にしてきました。
しかし、いいことばかりではありません。
メモする量が増えるほど、「あれはどこに書いたかな?」「これはどういう意味で書いたんだっけ?」と、探す時間、思い出す時間が増えていきました。
1枚の資料をつくるために過去のメモを30分以上探すなど、余計な時間と労力を費やすことが多くなったのです。
そんな経験を繰り返しながら気づいたのは、メモを書いて終わりにしてはもったいない! ということでした。
情報は鮮度が命です。活用しなければ、そのとき大切だと思ったことが、時間とともに“ゴミ化”してしまいます。
必要な情報を絞り込んで、パッと見てわかるメモにすること、書く場所を決めること、探す手間と時間を減らして、書いた内容を活かしきることが大事なのです。
そしてたどり着いたのが、「1枚の紙にダラダラ書くより、用紙を3分割して所定の位置に、コンパクトにまとめて書くこと」です。
分けると、解るのです。分けて書くと、わかりやすいし、活用しやすくなりました。
大切な時間と労力を費やして書いたものを、少しでも仕事や大切な人との関わり、自分自身の成長のために役立てていただきたい。
そんな思いを込めて、「3スプリットメモ術」をご紹介します。(「はじめに」より抜粋)