監査と哲学―会計プロフェッションの懐疑心
内容説明
現代監査規範の展開と相克。哲学的懐疑主義を探訪しつつ、会計不正の温床となる政治的環境を考察。トランプ政権に至るアメリカは、果たして真の監査先進国であり続けてきたのか?
目次
第1章 哲学的懐疑主義の様相―アンソロジーに代えて
第2章 哲学思潮と監査概念との共振
第3章 米国の現代監査史
第4章 期待ギャップと会計不正
第5章 米国会計プロフェッション自主規制の終焉
第6章 不正に関する監査規範
第7章 職業専門家の懐疑心の属性
第8章 まとめと展望
資料
著者等紹介
任章[ニンアキラ]
北九州市立大学大学院教授。1979年早稲田大学商学部卒業。1981年早稲田大学大学院商学研究科修士課程(染谷研究室・財務会計)修了。1992年米国公認会計士協会(AICPA)会員登録。自1981年至1996年米国金融機関等の財務部に勤務。1999年米国シカゴ大学経営大学院単位取得。2003年早稲田大学大学院博士課程(塩原研究室・国際会計/監査論)単位取得満期退学。2003年度明治大学商学部・同大学院非常勤講師。2004年北九州市立大学経済学部着任。2007年同大学院担当(現職)。自2017年同大学院マネジメント研究科長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)