内容説明
世界NO.1を競う東京とライバル都市の主要プロジェクト。五輪後に飛躍するTOKYOの未来予想図。
目次
プロローグ 2025年の東京―海外出張するビジネスパーソンからみた東京の風景
第1章 東京をとりまく環境の変化(成長戦略としての「国家戦略特区」;日本再興戦略としての「地方創生」;日本の将来を展望する)
第2章 東京の都市力を分析する(東京の都市総合力における強みと弱み;集積の進む東京都心;世界に比類なき「東京都市圏」の力;国際競争力をもった東京の実現)
第3章 大きく動き出す東京都心(2020年東京五輪とその経済波及効果;東京五輪後に東京は失速するのか;東京の都市構造の組み換え;世界と戦える都市へ)
第4章 海外ライバル都市の動向(世界を牽引する東京のライバル都市たち;東京を猛追するアジアのライバル都市たち)
著者等紹介
市川宏雄[イチカワヒロオ]
明治大学専門職大学院長、公共政策大学院ガバナンス研究科長・教授。森記念財団理事。1947年東京生まれ。早稲田大学理工学部建築学科、同大学院博士課程を経てカナダ政府留学生としてウォータールー大学大学院博士(Ph.D.)。専門は都市政策・都市計画、危機管理、次世代政策構想。現在、東京都の海外都市広報を考える有識者会議メンバー、日本危機管理士機構理事長、日本自治体危機管理学会常任理事など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
東京が大変貌を遂げるのは2020年の五輪以後である。2030年に向けて世界No.1都市に至るまでの戦略と計画図を示す。
世界No1を競う東京とライバル都市の主要プロジェクトを紹介。
五輪後に飛躍するTOKYOの未来予想図。
2020年の東京五輪は、現状4位の東京の都市総合力ランキングを3位まで浮上させると予測している。更に、今後打ち出す政策が有効であれば、スコア上では2位のニューヨークにも肉薄すると考えている。その時、都心と都市圏は世界トップレベルに達している可能性が高い。また、2020年の東京五輪の開催は、招致決定から開催年までの7年間で、約20兆円の経済効果を及ぼすものと期待している。五輪開催は間違いなく、東京が国際競争力を上げる原動力になる。
現在、東京都心の大手町・丸の内・有楽町、日本橋・八重洲・京橋、虎ノ門・六本木、渋谷、品川などの各エリアで、大規模な再開発プロジェクトが進行している。東京五輪を梃子に、それらの再開発プロジェクトを加速させると共に、羽田空港の更なる国際化、2027年のリニア新幹線の開通と首尾よく進めば、東京は国際的な都市間競争の中においても十分に戦っていける都市に生まれ変わるものと確信している。
経済、政治、社会、国際関係、それぞれに明確な先の見えない日本の状況の中で、世界で繰り広げられている熾烈な都市間競争において、東京が最善の道を選び、そして、20年後も、30年後も世界を主導する立場を維持・確立していられることを切に望むものである。(本書「あとがき」より)
プロローグ 2025年の東京
第1章 東京をとりまく環境の変化
成長戦略としての「国家戦略特区」/日本再興戦略としての「地方創生」/日本の将来を展望する
第2章 東京の都市力を分析する
東京の都市総合力における強みと弱み/集積の進む東京都心/世界に比類なき「東京都市圏」の力/国際競争力をもった東 京の実現
第3章 大きく動き出す東京都心
2020年東京五輪とその経済波及効果/東京五輪後に東京は失速するのか/東京の都市構造の組み換え/世界と戦える都市へ
第4章 海外ライバル都市の動向
世界を牽引する東京のライバル都市たち(ロンドン、ニューヨーク、パリ)/東京を猛追するアジアのライバル都市たち(シンガポ ール、ソウル、香港、上海)
【著者紹介】
市川 宏雄(イチカワ ヒロオ)
明治大学専門職大学院長、公共政策大学院ガバナンス研究科長・教授。森記念財団理事。
1947年東京生まれ。早稲田大学理工学部建築学科、同大学院博士課程を経てカナダ政府留学生としてウォータールー大学大学院博士 (Ph.D.)。専門は都市政策・都市計画、危機管理、次世代政策構想。現在、東京都の海外都市広報を考える有識者会議メンバー、日本危機管理士機構理事長、日本自治体危機管理学会常任理事など。著書・共著に『東京五輪で日本はどこまで復活するのか』(KADOKAWA)、『山手線に新駅ができる本当の理由』(メディアファクトリー)、『東京の未来戦略』(東洋経済新報社)、『危機管理学』(第一法規)、『日本の未来をつくる』(文藝春秋)、『グローバルフロント東京』(都市出版)、『文化としての都市空間』(千倉書房)など多数。