乱世の天皇―観応の擾乱から応仁の乱まで
内容説明
天皇権威を復活させた足利義教、天皇から叱責された足利義政、そして、最期まで戦い抜いた後花園。室町・戦国時代における天皇家の頽廃と、そこからの奇跡の再生への軌跡を明らかにした意欲作。
目次
天皇存続のキーパーソン後花園天皇
第1部 分裂する天皇家(天皇家の分立;南北朝内乱;後小松院政の展開)
第2部 後花園天皇の登場(後花園天皇の践祚まで;後小松院政下の後花園天皇)
第3部 後花園親政(後花園天皇と足利義教;戦う後花園天皇;後花園天皇の時代の海域アジア)
第4部 後花園院政(後花園院政の開始;応仁の乱と後花園法皇)
後花園の子孫たち―天皇はなぜ生き残ったのか
著者等紹介
秦野裕介[ハタノユウスケ]
1966年京都府生まれ。1990年立命館大学文学部卒業。1995年立命館大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。立命館アジア太平洋大学非常勤講師などを経て、現在、立命館大学授業担当講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)