Pen Books そろそろ歌舞伎入門。
内容説明
歌舞伎とは、とても人間臭いものである。そこには喜怒哀楽、美しいもの汚いものすべてが詰まっていて、“生きている”ことの醍醐味が手に取るように感じられる。男たちがつくりあげていく世界には、粋や義理人情など、あらゆるところに美学がちりばめられている。歌舞伎のはじまりから、注目の役者まで、今の歌舞伎を余すところなく紹介する。
目次
篠山紀信が撮影した歌舞伎役者たち。
始まりから現在まで、その歴史をひも解く。(室町時代、一人の女性の念仏踊りから始まった。;「基本のキ」がわかる、初心者のためのQ&A ほか)
この演目、この役者に注目。(染五郎さん、『勧進帳』のこと教えてください。;そもそも『勧進帳』とは? ほか)
歌舞伎はここを見よ。(荒事・和事、江戸と上方の男、その違いとは?;違いが存分に楽しめる、荒事・和事のお薦め演目。 ほか)
切り拓く者たち。(市川猿之助―『ワンピース』歌舞伎化、猿之助のさらなる飛躍。;中村勘九郎―受け継ぐこと、生み出すこと。 ほか)
役者を際立たせる、芝居小屋という空間。(中村獅童と行く、日本最古の劇場・南座。;観劇の原風景に出合う、古きよき芝居小屋。)
出版社内容情報
雑誌『Pen』の大好評特集「そろそろ、歌舞伎でも。」を書籍化。
歌舞伎の歴史から楽しみ方まで、豊富なビジュアルとともにお教えします。
「気になっているけれど、なかなか観に行けない」「敷居が高そう」など、興味はあるけれどどこから手をつけたらいいかわからない、という歌舞伎初心者に向けて、その魅力や歴史を解説。また俳優のインタビューから、見どころを探ります。