内容説明
脈々と続いている歌舞伎の歴史の中で、昭和の歌舞伎とはどのようなものだったのか。役者たち31名のすがたを通して、昭和の歌舞伎の魅力に迫る。
目次
プロローグ 昭和の歌舞伎の幕開け
第1章 華麗なる歌舞伎の時代(十一代目片岡仁左衛門;六代目尾上梅幸;初代中村鴈治郎 ほか)
第2章 歌舞伎の復興を支えた人々(三代目中村梅玉;七代目松本幸四郎;七代目澤村宗十郎 ほか)
第3章 忘れ得ぬ至芸―私の観た名優たち(三代目市川左團次;三代目市川寿海;八代目坂東三津五郎 ほか)
エピローグ 昭和から平成へ
著者等紹介
石橋健一郎[イシバシケンイチロウ]
昭和30年(1955)神奈川県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。国立劇場で伝統芸能の調査研究・資料収集、公演プログラムの編集、復活狂言(歌舞伎)の上演台本作成などに携わる。文化庁主任文化財調査官を経て、現在は国立劇場調査養成部主席芸能調査役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
十一代目仁左衛門から、六代目歌右衛門まで、数多くのエピソードで綴る名優列伝です。〈十一代目仁左衛門から六代目歌右衛門まで、昭和の歌舞伎を彩った名優たちの魅力にせまる〉
〈華やかな舞台は、名優たちの人知れぬ苦難と努力から生まれた〉
昭和という時代を彩り、伝説となっている歌舞伎の名優たち。ところが現在ではその伝説だけが一人歩きして、実際はどういう人物で、どのように修養を積んできたのかを知る人は多くありません。歌舞伎を愛し、研究を続ける著者が、さまざまな資料から、また実際に観た印象から、数多くのエピソードを交えながら名優たちの実像にせまります。十一代目片岡仁左衛門から、六代目中村歌右衛門まで、三十一人の昭和の歌舞伎の名優列伝です。
石橋健一郎[イシバシケンイチロウ]
国立劇場主席芸能調査役