現代訳 正法眼蔵 (新装版)
内容説明
釈尊の真意を体験によって把握しようとする禅、それは広大な仏教の中でも特異な存在である。坐禅によって養われた眼力によって、物事を見通した道元禅師の解釈を、現代人に理解できるように工夫されたのが本書である。単に宗教の問題ばかりではない。人生・時間・空間といった哲学・思想上の問題から、芸術の世界、文学の領域、教育の考え方、日常生活の規制に到るまで、万般の問題を捉えきて、断案を下している。
目次
現成公案
全機
生死
有時
山水経
梅華
画餅
〓道話
仏性
行持
坐禅儀
菩提薩〓四摂法