日本の「来訪神」図鑑―一年に一度しか会えない
内容説明
ナマハゲ、吉兆さん、パーントゥ、牛鬼、ケベス…。その土地の風土のなかで生まれた祈りの形。厄災を祓って幸福をもたらす異形の神々。
目次
北海道・東北地方の来訪神―家族の結束を強める神さま
関東地方の来訪神―鬼神、龍神…ユニークな神さま
中部地方の来訪神―日本らしい雅やかな神さま
近畿地方の来訪神―謎に満ちた妖しい神さま
中国・四国地方の来訪神―家々に訪問を知らせる神さま
九州・沖縄地方の来訪神―日本離れした派手な神さま
著者等紹介
フランそあ根子[フランソアネコ]
神さま愛好家、イラストレーター、不思議系絵描き・文章書き。多摩美術大学絵画科卒業。幼い頃より怪しいものや神秘的なものを好む。企業のデザイン部に勤務後、2008年よりフリーランス。2015年頃より日本の「来訪神」に傾倒、現地に取材に行くほど虜になる
中牧弘允[ナカマキヒロチカ]
1947年、長野県生まれ。国立民族学博物館・総合研究大学院大学名誉教授。吹田市立博物館特別館長。専攻は宗教人類学、経営人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
日本古来の神々は、神社や神木・山など所定の場所に宿り、参拝者を待ちますが、「来訪神」は、一年に一度、神様のほうからその土地にやってきます。一年に一度しか会えないハレの日に訪れる神々は、ご利益をもたらしに来てくれる夢のある存在。来訪神の仮面や装束は、日本各地の土地柄や個性が反映され、地域によって時折驚くような奇抜な姿をしているところが魅力的です。多彩で個性的な来訪神を、ゆるいイラストと文章で紹介します。