NON NOVEL 媚獣妃―魔界都市ブルース
内容説明
“魔界都市“新宿””にトランクひとつで一〇〇億の薬が流入。受渡し、持逃げ、横盗りの応酬の末、現場はことごとくバラバラ死体に埋まる殺戮の海と化した。白い医師メフィストはこの惨状を、超古代のイタリアで小国をあげて使われた、『王妃マーゼンの唾』なる媚薬の副作用と断じる。その背徳の都もまた、悦楽を求めて侵略した隣国と共に滅亡、歴史から消えていた。太古に由来し、獣のごとき血の嵐を呼ぶ媚薬を誰が、なぜ“新宿”に?美貌の人捜し屋・秋せつらはメフィストと共に謎を追うが―。最新作書下ろし!
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、82年『魔界都市“新宿”』でデビュー。85年『魔界行』(祥伝社刊)三部作で、人気作家の座を不動のものとした。以後、SF、ホラー、ファンタジー、伝奇など幅広いジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「ねえ、憶い出した?」
世界を破滅から救う鍵はせつらの幼馴染みが握る!?
悦楽と共に食人鬼を生む魔性の香りとは? 待望の人気シリーズ最新作書下ろし!
〈魔界都市“新宿”〉にトランクひとつで100億のヤクが流入。受渡し、持逃げ、横盗りの応酬の末、現場はことごとくバラバラ死体に埋まる殺戮の海と化した。白い医師メフィストはこの惨状を、超古代のイタリアで小国をあげて使われた、『王妃マーゼンの唾』なる媚薬の副作用と断じる。その背徳の都もまた、悦楽を求めて侵入した隣国と共に滅亡、歴史から消えていた。太古に由来し、獣のごとき血の嵐を呼ぶ媚薬を誰が、なぜ〈新宿〉に? 美貌の人捜し屋・秋せつらはメフィストと共に謎を追うが――。