NON NOVEL 安芸広島 水の都の殺人―旅行作家・茶屋次郎の事件簿
内容説明
「母を殺した罪で服役していました」旅行作家・茶屋次郎の許を訪れた読者・細谷水砂は、衝撃の事実を口にした。一貫して無実を主張したにも拘わらず、警察の思い描いた絵図―ラブホテルに入った母親に激怒、放火殺人に至った―通りに判決が下ったという。冤罪を晴らしたいという訴えに茶屋は、世界遺産の地・広島に向かった。やがて浮上する、火災のもう一人の被害者の奇妙な過去。その男は事件の二年前に失踪していたというのだ。引っかかりを覚えた茶屋は、警察の牽制も無視し、怒りの推理行を続けるが…。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
貿易会社、経営コンサルタント会社、調査会社など、様々な職業を経て、80年『九月の渓で』で「小説宝石エンタテインメント小説大賞」を受賞しデビュー。長野県下伊那郡上郷村(現飯田市)生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
梓林太郎[アズサリンタロウ]