NON NOVEL 新・魔獣狩り〈12〉完結編・倭王の城(上)―サイコダイバー・シリーズ
内容説明
「蓬莱山の黄金、鬼道の力、そして空海の秘法“四殺”を手中にした者が覇者となる」秦始皇帝の使者徐福がもたらし、腐鬼一族が蓄えた黄金の在処、すなわち卑弥呼の墓所とはどこなのか?謎の古文書を読み解いた密教術の天才僧美空は、精神ダイバー九門、毒島らとともに富士山麓へ向かった!さらに、東北の腐鬼・ケセン族を支配しようとした魔人黒御所、鬼道の鍵を握る鬼奈村典子を救出した文成仙吉もまた…。空海のミイラ盗難に始まった超伝奇小説の金字塔、ついに終局へ。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
昭和26年神奈川県小田原市に生まれ、昭和52年に「カエルの死」でデビュー。昭和59年の『魔獣狩り』に始まるサイコダイバー・シリーズで、超伝奇小説のムーブメントをリードする人気作家として飛躍した。『上弦の月を喰べる獅子』で第十回日本SF大賞、『神々の山嶺』で第十一回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)