真言密教・阿字観瞑想入門
内容説明
大日如来を象徴する「阿」字を観ずることで生命の本源から全身に活力がみなぎり、21世紀を見とおす智慧がひらけてくる。真言密教千二百年の伝統が、いま新たによみがえる。
目次
教理篇(人類文明五千年の誤算から再生へ;最高の幸せは「悟り」にある;国連による世界平和サミット―宗教の平和共存は可能か;釈尊の胸中を開く真言密教 ほか)
実修編(ヨーガ体操の活用・坐法・印;呼吸法(調息・調気法)
阿息観
月輪観 ほか)
著者等紹介
山崎泰広[ヤマサキタイコウ]
1929年、神戸市生まれ。54年、高野山大学大学院密教学科修了。55年、宮島弥山にて虚空蔵求聞持法成満。72年、種智院大学教授。74年、伝燈大阿闍梨位。90年、密教学芸賞受賞。99年、高野山真言宗大僧正。2000年、種智院大学・高野山大学定年退職。現在、種智院大学名誉教授。常光院住職。1968年より、密教の源流と瞑想に関する研究・修行・講義のためインド・ネパール・タイ・カンボジア・スリランカ・中国・アメリカ・イタリアなどを踏査
出版社内容情報
宇宙の根源である「阿」字に心を集中し、宇宙と一体化しようとする阿字観は真言密教の基本的な瞑想法。その阿字観を中心に阿息観、月輪観等を丁寧に解説した恰好の入門書。