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唯識論講義〈上〉 (新装版)
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内容説明

仏教哲学者安田理深、最晩年の講義。深く親鸞の教えに帰依した仏教哲学者安田理深。親鸞の思想と唯識の思想のつながりとは何か。全6回の講義のうち、1回から3回を収録。



目次

唯識論(1)(親鸞教学の背景;「人」の上に活きている仏教;瑜伽教学によって『大無量寿経』の精神を明かす『浄土論』 ほか)
唯識論(2)(帰敬頌について;教えから生まれ、教えを明らかにする;明にして浄 ほか)
唯識論(3)(「宗」ということ;大乗の人間像―ジャータカ;ヨーロッパの伝統における人間像の展開 ほか)



著者等紹介

安田理深[ヤスダリジン]
1900年、兵庫県生まれ。仏教哲学者。真宗大谷派僧侶。青年時代に東洋哲学やキリスト教などを学んだが、金子大栄の著作に触れて親鸞思想に目覚め、大谷大学へ入学。35才頃から私塾相応学舎を主宰し、親鸞思想や、唯識論などの講義を生涯にわたり行った。その学識から幾度も大学教授などの誘いがあったが、生涯無位無官を貫いた。1982年、死去

本多弘之[ホンダヒロユキ]
1938年、中国黒龍江省に生まれる。1961年、東京大学農学部林産学科卒。1966年、大谷大学大学院修了。大谷大学助教授などを経て、現在、親鸞仏教センター所長。真宗大谷派本龍寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

親鸞思想に傾倒した仏教哲学者安田理深の講義を整理しまとめた講義録。西洋哲学史を踏まえた上で、親鸞の思想を絡めながら、唯識思想を解説していく。上では全6回の講義のうち1回から3回を収録。親鸞教学と唯識のつながりや唯識に関する周辺情報を論じる。