原始仏典〈第1巻〉長部経典1
内容説明
500人の弟子との遊行、青年バラモンとの問答…。さまざまな比喩を用い、民衆を仏の道に導こうとしたブッダのこころが、今、よみがえる。最新の研究成果にもとづき、流麗なわかりやすい訳文で贈る現代語訳の決定版。
目次
聖なる網の教え―梵網経
修行の成果―沙門果経
青年バラモンのおごり―阿摩昼経
真のバラモン―種徳経
バラモンの祭りと真の祭り―究羅檀頭経
マハーリの問い―マハーリ経
遍歴行者ジャーリヤの問い(霊魂と身体)―ジャーリヤ経
さまざまな苦行
心理作用の消滅
仏陀の賞賛した法―スバ経
説法の奇跡―堅固経
非難されるべき教師のたとえ―露遮経
正しい道とはなにか―三明経
著者等紹介
森祖道[モリソドウ]
1934年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程(印度哲学)修了。スリランカ・英国留学。文学博士。東方学術賞受賞。現在、愛知学院大学文学部客員教授、パーリ文献協会(英国)日本代表
浪花宣明[ナニワセンミョウ]
1948年石川県生まれ。プーナ大学(University of Poona)Ph.D.現在、東方研究会研究員
橋本哲夫[ハシモトテツオ]
1949年大阪府生まれ。1972年大阪大学印度哲学科卒業、1981年同博士課程修了。米国留学。現在、種智院大学助教授
渡辺研二[ワタナベケンジ]
1950年東京都生まれ。1974年大正大学梵文学科卒業。現在、大正大学講師、明治大学講師
出版社内容情報
『聖なる網の教え(梵網経)』『修行の成果(沙門果経)』『真のバラモン(種徳経)』『説法の奇跡(堅固経)』など「長部経典」第1経から13経までを収録。