菩薩は女性を愛せるか
内容説明
恋愛の観点から照射される仏教の菩薩思想。仏になるため禁欲する男性は女性に何をなしうるか?部派仏教と大乗仏教、出家者と在家者を区別しつつ、菩薩の本質を鮮やかに解明する。
目次
序章 仏教において菩薩とは何か
第1章 仏教は恋愛を容認できるか
第2章 菩薩は女性と結婚できるか
第3章 菩薩は諸欲を享受できるか
第4章 菩薩は五欲を享受できるか
第5章 菩薩は女性を直視できるか
第6章 菩薩は女性に説法できるか
第7章 菩薩は女性を仲介できるか
第8章 菩薩は女性に授胎できるか
結章 菩薩にとって恋愛とは何か
著者等紹介
大竹晋[オオタケススム]
1974年、岐阜県生まれ。筑波大学卒業。博士(文学)。現在、宗教評論家、仏典翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
独特の立ち位置から徹底的な文献学的手法に基づいた仏教書を執筆してきた大竹晋が次に手がけるのは、「菩薩と恋愛」! 欲の制御を保ちながら、同時に女性の救済を行うことは可能であると説かれているのか? 在家の場合と出家の場合に分けながら、解説する。